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執筆者の写真湯山玲子

シャネル秋冬コレクションに北欧神話をみた!


 シャネル2010秋冬コレクションin代々木体育館に行ってきた。


 それがですね、これがまた激しい北欧趣味だったんですよ。まあ、北欧というか、グリーンランド、アイスランドも混ぜた、北極文化圏モチーフです。

 モデルの皆さんはひとりをのぞいて全員ホワイトブロンドでまあ、氷や雪のかけらのようなエンブロイダリーやアクセサリーとフェイクファーのもこもこをまとって、まるで、北欧神話に出てくるリョースアールヴ(白妖精)みたい。


 そして、トライヴな味付けもされていて、ところどころにサーミ族っぽい意匠を見つけることができました。来る7/1には、「美人寿司の夜 世界音楽篇」でノルウェーからサーミ族の伝統的歌唱法のシンガーを呼ぶので、今、ちょっと彼らの文化をひもといているだけに、びっくり。雑誌「コヨーテ」仕事でのストックホルム行き、といい、北欧は今年に来てどーっと我が身を襲ったマイブームだったのに、シャネルさんもそこに来ているんですかい。


 おまけにまだあるんですよ。

 見逃していた、ティム・バートンの「アリスインワンダーランド」をその後、観に行ったら、こっちの物語もこれまた至る所に、北欧神話趣味がバリバリ入っているんですね。だって、アリス、映画の中では戦士になって、怪物退治の戦士になっちゃうんだもの。金髪に鎧を着て、最後に剣を持って怪物ジャバーウォッキーを倒すアリスはまるでブリュンヒルデ! 


 ストックホルムから地続きのこの北欧モードはいったいなんなんだー。


 とはいえ、いろいろと仕事があって早くニッポンに帰化しなければイカンので、ディナーは新橋の「お多幸」の醤油系おでんを投入。新機軸、焼きなすのおでんは試してみる価値有り。

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